| エコロジーといえば聞こえは良いが、
本質的にエコロジカルなことを私たちはどれだけ意識して日々生活しているだろうか。
バックミンスター・フラーは意味じくも地球の限りある資源を有効に使うことを願って
「宇宙船地球号」という言葉で地球を閉じた1つの乗り物に例えたが、
要するに未来の子孫たちから借りている「地球」って乗り物をキレイに使って、未来人に返還すること。
「木を変える」というこの一冊は、
愛・地球博の日本政府館「長久手日本館」の竹ドームを創った男の記録。
何が冒頭のエコ話と関係があるかタイトルからは判然としないが、
建材として使えないような木材も、
見事に変化させ立派に建材として使えるようにすることができる
「EDS工法」という世界的発見をした人物の自伝的な一冊なのです。
こんなにエコに役立つ発見をしたのに、まだまだ知られていないなんて・・・
読み進めば進む程歯がゆい思いがつのってきます。
“聞き書きの名手”塩野米松氏とのコラボによって見事に生々しい炎奏が全ページから聞こえてくる。
一人の男の人生の一端からエコロジーを深く考えさせる脱帽の書。
最後の法隆寺宮大工、西岡常一棟梁の唯一の内弟子、
小川三夫氏との対談も収録。 |